猫 水

猫には水道水とミネラルウォーターどちらが良いか!

マンチカン
猫に水道水をあげるのに抵抗を持つ飼い主さんが増えています。

 

大きな問題はないと思いますが、塩素などの悪影響が心配される可能性もあります。

 

一方、ミネラルウォーターをあげる場合にも注意が必要です。

 

この記事では、水道水・ミネラルウォーター両方の注意点をまとまましたので、ご参考にして下さい。

 

 

水道水の危険性

昨今、日本でも水道水ではなく、ペットボトルやウォーターサーバーのミネラルウォーターを利用する方が増えています。実は日本において水道水の水質安全基準はかなり厳しく、細菌などの衛生状態はまずもって問題ありません。

 

しかし、それでも水道水に対して不安になるのはどうしてでしょう?その一つが「塩素」です。

 

塩素は水道水の衛生環境を維持するために必須のものですが、もちろん細菌などの微生物だけでなくすべての生物に悪影響を与えます。しかし、水道水に含まれる塩素の量はものすごく微量なため、人間にはほとんど害はありません。

 

しかし、すべての動物に安全かというとそうではありません。

 

その有名なものが「金魚」です。金魚を飼う時は必ずと言っていいほど「塩素抜き」をします。

 

金魚は塩素に対して敏感な動物のため、微量でも塩素が含まれている水道水では生きていけないのです。

 

では猫の場合はどうでしょう?実は猫に関しては水道水に対する安全性を研究したデータはありません。もちろん、現在人間に飼われているの猫のほとんどが水道水を飲んで生活していると思います。

 

その中で短期間に健康問題が生じることはまずありません。

 

しかし生涯にわたっての影響についてはわからず、影響があるかもしれないし、ないかもしれない、としか言いようがない状況です。

 

もし、塩素の心配がなく、かつ衛生的なお水が使えるのであれば、それに越したことはないのかもしれませんね。

 

 

ミネラルウォーターの危険性

一方、ミネラルウォーターは安全なのでしょうか?

 

ミネラルウォーターは、水道水のように塩素は使われておらず、塩素の問題は全くありません。その分、猫には安心して使えそうです。

 

しかし、ミネラルウォーターにも注意点はあります。

 

それは、塩素が含まれない分、置き水による品質の劣化が早いということです。

 

つまり、人間のように、その都度コップにお水を注いで飲んでいれば問題ありませんが、猫の場合はほとんどが器にお水を入れて、置きっ放しにしているため、雑菌が繁殖しやすい環境なのです。

 

経験上、半日程度であれば問題ないようですが、それでも夏場などの時期は注意したいところです。

 

さらにミネラルウォーターでも種類によっては注意が必要なものもあります。

 

猫は膀胱結石や尿道結石による「下部尿路疾患」になりやすく、その原因の一つが食事やお水に含まれるミネラル成分と言われているため、ミネラルウォーターの種類によっては、下部尿路疾患のリスクになることがあります。

 

ですので、猫にミネラルウォーターを飲ませる場合には、ミネラルの少ない「軟水」のお水を選んであげるようにしましょう。

 

 

結論

以上より、猫には「軟水のミネラルウォーター」がオススメです。

 

また、お水は最低でも1日に2〜3回は取り替えてあげるようにしましょう。

 

さらには、ミネラルウォーターでもその成分が偏っているものや、ろ過した後に人工的にミネラルを添加しているものもあります。

 

そういったものはやはり尿路結石のリスクになることがありますので、ミネラル添加のないお水や、天然水でも猫にとってミネラルバランスの良いお水を選んであげることが重要です。

 

 

-記事作成者:フォロン動物病院 獣医師-

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